出張ラン in 高山|朝4時45分、気温一桁だったけど古い街並みとスカイパークへ
目次
1. 出張先でも走る、それが私の信念
出張先でも走る。それが私の信念であり、もはや財布の次に大事なアイテムです。
今回の出張先は、岐阜県・高山市。風情あふれる古い街並み、澄んだ空気、そして朝の気温は…ほぼ冷蔵庫。
意識だけは高山より高く、標高じゃなくて“意識”の高さで勝負する系ランナーの私は、朝4時45分、まだ空がミッドナイトブルー気味の時間帯に、ホテルを飛び出しました。
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2. 高山の朝は冷蔵庫並みの寒さ
服装は、ノースリーブに短パン。6月だし、もう夏だし……と思ってたんですけどね。
出た瞬間、心が「え?」って言いました。空気が冷たくて肺がびっくりするし、手がかじかんでスマホのロック解除どころか「指紋認証はご遠慮ください」と拒否されました。
たぶん気温はひとケタ。そこそこな高地ですからね、油断するとテンションが氷河期になります。
一方その頃、道端を歩いていた地元のおじいちゃん・おばあちゃん・犬さんは、みんな長袖+厚手の上着。犬さんにいたってはセーター着用。
私だけ、真夏のビーチリゾートみたいな格好。高山の町に突如現れた“季節外れの観光客”として完全に浮いてました。
3. 古い街並みを独り占め
それでも走る。それが出張ランナーのサガ。古い街並みの風情を味わいつつ、観光ラン開始。
街は当然ながら、すべての店が閉まっています。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような静寂。
誰もいない商店街、しん…とした木造の街並み、そして一人だけハアハア言って走る短パンの男。
いや、怪しいかもしれん。でもこの「誰もいない感」がたまらなく好きなんです。
写真撮り放題、信号無視し放題(うそうそ冗談ですよ)、そして何より、テンションの暴走も許される。
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4. 坂道を登った先に待っていたもの
で、しばらくすると坂道が現れたんですよ。坂道?登るしかないでしょ?
なんでしょうね、ランナーの性なのか、クライマーの性なのか、
煙とバカは高いところが好きなのか、坂道見つけると勝手に脚が反応するんですよ。
それが地獄の入り口だとも知らずに。
登れば登るほど、道は細く、そして人気(ひとけ)が消える。右も左も山。電波もギリギリ。「Googleマップを見てみるか…?」と文明の力に頼り始めるころには、もはや「これから登山するんだっけ?」という領域に突入。
そのときの私の心の声、抜粋しておきます。
- 「これ道か?獣道じゃないか?いやケダモノ道か。」
- 「あ、これ遭難フラグだ」
- 「何のために外にいるんだっけ?」
- 「下山ってどうやるんだっけ」
でも、なんとか脱出。ランナーは迷っても帰ってくるんです。迷走しても戻ってくる、それが我々の仕事です。
5. アルプス展望公園「スカイパーク」で神になる
古い街並みに帰還し、今度は高山駅方面へ。こちらもやはり人っ子一人いない。完全に「違う世界線に迷い込んでしまった」みたいな雰囲気。
そんな中、ふらふらしていた際に見つけたのが 「アルプス展望公園スカイパーク」。への看板。
もう名前からしてテンション上がりますよね。「アルプス」「展望台」「スカイ」「パーク」って、なんかもう全部乗せ感がすごい。
で、行ってみたら…誰もいない。完全貸切。
朝日が昇っていく静かな時間、明るくなっていく空を、ただ一人、全身で受け止める。
「あれ?ここって、私だけの世界だったっけ?」という錯覚を覚えるほど、誰もいない。
しかもこの公園、ちゃんとトラックがあるんです。これは走るしかない。いや、走らざるを得ない。
というわけで、朝焼けの中、ぐるぐる走り回る私。ぐるぐるぐるぐる、反時計回りで周回。もう一周、もう一周…。気づけば宇宙と交信しそうな回転数。
いや、してませんよ?交信してませんからね?念のため言っておきますが、私は異星人ではありません。
でももし誰かが遠くから見てたら、「ヤバいやつが宇宙と交信してる」って通報されたかもしれません。
それでも、誰もいないって素晴らしい。空気も澄んでるし、心が洗われるようでした。
ちなみに、アルプス展望公園スカイパークの詳細は以下のリンクからどうぞ。
👉 アルプス展望公園スカイパーク公式サイト
6. まとめ:誰もいない朝のランニングは最高
高山出張ラン、まとめるとこんな感じです。
- 寒い(服装チョイスミス)
- 観光地ほぼ貸切
- 坂道→軽く遭難
- 展望台で神の気分
- トラックぐるぐる→宇宙と交信
でもね、ほんとにおすすめなんです。
観光地を、誰もいない朝のうちに独り占めする。
これが出張ランの最大のご褒美。
そして、次の出張先でも、私は走るでしょう。
たとえ、気温と財布の中身が氷点下でも。