【けんちゃん食堂(岐阜市)】メニュー量で脳バグ、ヘルシー牛すじカレーで学ぶ人生の選択ミス
「ボリューム満点」「定食界の遊園地」「牛すじカレーという名の沼」――そんな口コミが飛び交う岐阜市・柳津の人気店『けんちゃん食堂』。
この記事では、メニュー選びで完全に脳をバグらせ処理落ちした私が、チキってヘルシーな牛すじカレーに突っ込み、そして後悔するまでの軌跡を余すことなくお届けします。
迷える読者の皆さんが同じ過ちを繰り返さぬよう、いや、あえて繰り返してみるのもアリかもしれません。そんな“けんちゃん迷宮”のリアル、ここに記録しておきます。
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🧭目次(クリックで飛べます)
けんちゃん食堂とは?(基本情報)
岐阜市・柳津町の国道21号線沿いに突如現れる“胃袋の闘技場”。それが、知る人ぞ知るけんちゃん食堂です。
学生や作業服の兄貴たち、サラリーマンからOLまでもが吸い寄せられるように集まるその理由は、ひとえにメニューの圧倒的物量とコスパ最強のボリューム。
定食、丼、麺類、揚げ物、単品メニューなど、あらゆるジャンルを呑み込みながらなお拡張し続けるメニュー表。常連ですら全貌を把握できていないのでは!?
名物は牛すじカレー、唐揚げ、かつ、もつ煮、どて煮など。“全部うまそう”という地獄の選択肢があなたを待っている。
注文は食券制。ただし、前準備を怠るとここで脳がバグりがちなので要注意。後述します。
訪問時の混雑状況・駐車場戦争
筆者が訪問したのは平日11:55。駐車場には奇跡的に1台分の空き。
「これは勝った……!」と心の中で高々に勝利宣言をしドリフト駐車をかました刹那、背後から続々とクルマがなだれ込んでくる。あっという間に満車。まさに一瞬の勝負。
ランチゴールデンタイム(12:00~13:00)に突入すれば、車内での待機タイム、もしくは路地裏大回転の車庫入れパズルが始まるかもしれない。
早め行動が吉。この店では“油断”が最も高くつく。
注文:牛すじカレー(ヘルシー)という名の人生の迷い
結果、私が選んだのは「牛すじカレー(ヘルシー)」。
なぜ“ヘルシー”なのか。それは、事前情報で得た圧倒的ボリューム、カツのヒマラヤ山脈というワードにチキったからである。自分を正当化するために、券売機の前では「今日は軽めに…」という自制心が発動したということにでもしておこう。このチキンめ。
同行者はというと、まさかの「どて煮定食」を即決。しかも大盛。強い、強すぎる。
人間、選択の瞬間にこそ本性が出る。そして私はこの日、“自分の弱さ”を露呈した。
鶏肉が好物の私だったが、私自身がチキンだったのだ。
着丼と4分後の終焉、そして保護者モードへ
待つこと1分弱、早くも「牛すじカレー(ヘルシー)」が着丼。
第一印象は、家庭的。いや、もはや実家感。「あ、これおやつのカレー?」的な安心感がある。
サラッとしたルーに、主張控えめな牛すじ。副菜・味噌汁ゼロの潔さに、逆に好感を覚える。
味は……うん、ふつうにコクがあり美味しい。だが自宅で小腹が減ったから「戸棚漁ってレトルトをかけた日曜日の昼下がり」感が否めないボリュームかも。
完食まで約4分。物理的な満腹感よりも、精神的な“満ち足りなさ”が残る。
一方で同行者は、どて煮の重厚感に四苦八苦。でも表情は明るい気がする。私はすでに“保護者モード”で美味しそうに食べ物と向き合う我が子たちお客さん達を微笑みながら見回し、空気と化していた。
まとめ:けんちゃんで“ヘルスぃー”にならないために
けんちゃん食堂における最大の敵は、メニューの多さではない。それは自分自身の気の迷い、心の弱さである。
けんちゃんに行く前には、必ず「何を食べるか」を必ず決めておくべし。
Google口コミや食べログで“予習”をしてから挑むことで、券売機バトルに勝利できる確率がアップする。
迷ったら、人気メニューの「どて煮定食」、「もつ煮定食」「カツ系の定食」「かつカレー」といったボリューム系で間違いない…はず。
ちなみに「牛すじカレー(ヘルシー)」は、胃袋よりも己の精神、心の弱さを鍛え直すメニュー。これを選ぶ時点で、あなたの中の“何か”が問い直される。
次回は、胃袋のリミッターを外して突撃したい。絶対に。
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店舗情報
あなたは、どっちを選びますか?――ヘルスぃー or ボリューミー?
次回は、唐揚げ・どて煮・カツ類をすべて制覇してみせる!そして券売機にリベンジを、大勝利を果たす所存。