【岐阜県海津市】千代乃食堂レポート|昭和のとんかつと心の帰郷
どうも、今日も財布の紐がキツくなってきた、転勤族節約ランナーです。
転勤や出張に伴う「よそもの暮らし」もそろそろ板についてきたものです。
けれど、どこかで「心の帰郷」を求める自分がいる。
このブログのテーマのひとつは、そんな“帰るべき場所”探しでもあります。
今回はそんな「心の帰郷」を感じさせてくれる場所、岐阜県海津市南濃町の千代乃食堂を訪ねました。
昭和の香り漂うレトロ空間に、調理の達人お父さん、真心沢山のお母さん。
その温かさに触れた、あの日の話です。
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店の概要
千代乃食堂
住所:岐阜県海津市南濃町駒野717
電話:0584-55-0219
営業日:昼営業あり(不定休)
席数は多くはなく、小上がりもあって家族連れにも安心の食堂。
駒野駅から200m以内、歩いて行ける距離。
創業は1960年代とのこと。すごい!!
詳細は以下のリンクでどうぞ
昭和レトロに帰ろう
足を踏み入れた瞬間、思わず「ただいま」と口走る自分に気づく。
茶色くくすんだ柱、白熱灯のほのかな灯り、そして時代を感じさせるブラウン管テレビ(さすがに液晶テレビ)が迎えてくれる。
ここはまるであの頃の、昭和時代で時間が止まったミニチュアワールド。昭和ファンなら胸がキュンキュンして転勤族ランナー汁が止まらないこと請け合いです。
小さな頃、家族で訪れたあの懐かしい町の食堂の空気感。忘れていた「帰る場所」の温かさが、ここには確かに息づいています。
「まるであの頃に帰ってきたような気分…。ああ、転勤族ランナー汁が溢れすぎて靴下が湿る…」
ちょっと何言ってるか分かりませんか。考えずに感じてください。
満車も納得の人気店
訪れたのはお昼ちょっと過ぎ。駐車場はほぼ満車、店中は順番待ちの列が出来ております、まるで皆がこのお店を求めて、お腹以外の何かに飢えているよう。
なぜこんなに人気なのか?地元の常連さんは口を揃えてこう言います。多分。
「お父さんお母さんに会いたい、また帰ってきたい」
味はもちろん、居心地の良さ、そして何よりお父さんとお母さんという人情の“ダブルパンチ”がこの人気の秘密。
昭和のとんかつに舌鼓
注文したのはメニュー表を見てからずっと気になっていた「昭和のとんかつ(750円)」。
注文後7分足らずで到着。めちゃくちゃテキパキと作っていた。
「おお、デカい!」と自然に声が出るほど良いボリューム感。衣はザックザク、中の豚肉は柔らかく脂身の甘みもまたジューシー。これ、シンプルに、捻りのない言葉で、文句なく旨いぞ。付け合わせのナポリタン、キャベツ、レタス、キュウリの山が付いて、昭和の食卓が再現されています。
特筆すべきは赤蓋マヨネーズ。昭和の味を一層引き立てるスパイス的存在。マヨネーズ好きなら思わず小踊り必至。
「これぞあの頃の味!」と叫ばずにはいられません。ちなみに、これを食べた後の転勤族ランナー汁は確実に増量します。
同行者ランチの感想
同行者が注文したランチ(950円)も見逃せません。
「うん、これは美味い!」の大絶賛連発。食べ物で人はこんなに幸せになれるんですね。
揚げ物メニューが多い中でも、新鮮な油を使っているのか、全く臭みなしで胃もたれゼロでした。さらば太田胃散。以下、同行者より。
海老フライ:衣はサクサクで、尻尾までパリパリ。 一口目から幸せなサクサク音が響き渡ります。
ハンバーグ:まるで家で手作りしたような優しい味わい。 ふっくらジューシーで肉汁が口の中にじゅわ〜っと広がる感じがたまりません。
同行者に貰った写メ
達人お父さんの光る技
そして何より、店の心臓部にして魂の所在がお父さん。
60年以上の歴史を持つお店。長いこと厨房に立ち続けるお料理仙人なのかもしれない。カウンターの奥で黙々と揚げる姿は、もはや職人の域を超えた芸術。
「揚げる」一見単純な動作にも、油の温度管理、衣のつけ方、肉の厚さ…あらゆる要素が熟練の技術で調和。
お父さんの手にかかれば、ただのとんかつが「昭和のとんかつ」という魔法の逸品に変身。
変わらぬ味と技術を守り続ける背中は、まさに地元の誇り。
いつまでも元気でその腕を振るい続けてほしい。切に願います。
「お父さんの揚げ物の音は、私の心のふるさと」
お母さんの真心に触れて
お母さんの存在も欠かせません。
空席ができればすぐに案内、足りない漬物には「どうです?」と声をかける気配り上手。
食べ終わって帰ろうとすると「ありがとう、またおいで」と温かい笑顔で見送ってくれる。
こんな小さな気遣いが、食堂の居心地の良さの正体なのかもしれません。
お母さんの笑顔は、まるで昭和の太陽。いつまでも元気で店を守り続けてほしい。
「お母さんの笑顔は、胃袋だけじゃなく心も満たしてくれる心のふるさと。」
まとめ — あなたも帰ってみない?あの頃に…
昭和の味、昭和の空間、昭和の人情がギュッと詰まった千代乃食堂。
揚げ物の達人お父さんと、真心こもるお母さんのコンビネーション。
味と人柄のダブルパンチで、訪れた人はみな「また帰ってこたい」とつぶやくのも納得です。
忙しい現代社会のなかで、ほんの少しだけ「あの頃」に戻る時間。
それは遠い過去じゃなく、ここにちゃんとあるんです。
昭和のとんかつと温かい笑顔が、あなたを待っています。
私もまた、ここに帰ってこようと思います。
あなたもぜひ、千代乃食堂で心の帰郷を感じてみてください。
「帰る場所は、遠くない。ここにある。」
▼出張も転勤も新たな出会いが沢山!